サステナブルな大豆で育ったアメリカンポークを楽しむ

 広大な農場で厳格に管理され、サステナブルに生産されるアメリカ大豆。その大豆を食べてヘルシーに育つアメリカンポーク。これらの食材に関連するイベントやトピック、おすすめレシピについて紹介する。

 

日本で広がるポークトーバー

 自然と調和したサステナブルな食文化の構築を目指すアメリカの農家。養豚農家では穀倉地帯の養分豊富な土壌で育てたアメリカ大豆を飼料として与えている。豚は敏感な家畜なので、豚舎は常に清潔な状態を保つよう手入れされ、輸送の際にはストレスを最小限に抑えるよう配慮されている。また排せつ物は肥料として使われており、環境負荷評価ではカーボンフットプリント、温暖化ガス排出量ともに継続的な改善を示している。

 サステナブルな環境で育ったアメリカンポークは、農家、食肉加工業者、政府が、それぞれ独立した立場と基準で安全衛生管理を行っており、すべての生産・流通過程で高い安全性が確保されている。厳密に管理されたチルド輸送で輸入されるアメリカンポークは、海を渡る間にじっくり熟成が進む。だから軟らかくてとてもジューシーで、うまみ成分たっぷりだ。

 そんなアメリカンポークの収穫を祝う祭典が「Porktober(ポークトーバー)」だ。アメリカンポークの主要生産地である中西部を中心とした地域では、ポークやその地域の農産物の豊かな実りを祝い、感謝を込めてポーク料理を楽しむ。

 日本でも広がりつつある新しいイベント「ポークトーバー」。ローストポークやプルドポーク、バックリブなど、アメリカンポークの様々な料理を味わおう。

 

 

https://www.americanmeat.jp/index.html

 

 

 

 

 

サステナブルな生産の証 SSAP認証商品

 大手コンビニなどで展開中の「トーフバー」。豆腐をスティック状にした大豆加工製品で、ヘルシーなたんぱく質を、オフィスなどで手軽に補給できて人気だ。実はこの製品には、アメリカ大豆が原料として使用されている。他にも味噌、納豆、しょうゆ、豆乳など、国内で消費される幅広い大豆製品において、アメリカ大豆が原料となっているのだ。

 広大で肥沃な大地で育つアメリカ大豆は、環境保護のため、サステナブルな生産・管理が行われている。その証しが2013年にアメリカ大豆輸出協会がスタートしたSSAP認証だ。生物多様性、生産活動、労働者への人権配慮、環境保全などに配慮して生産された大豆であることを証明する。日本に輸入される大豆の約7割がアメリカ大豆で、そのうちの約9割はSSAP認証大豆だ。そのサステナブルな取り組みは、持続可能な開発目標(SDGs)の6つの目標とも合致する。一方で、原料の生産、流通、消費などにおけるトレーサビリティーの厳格性について、サプライチェーンからの要求は高まっており、厳しい基準をクリアしたSSAP認証大豆は、そのニーズに応えることができる。


 USSECは大豆のサプライチェーンにかかわる各企業に、サステナブルに生産された大豆原料を確認できるツールとして「SSAP認証マーク」を提供している。トーフバーにももちろん、このマークが貼られている。拡大するSSAP認証マーク付きの大豆製品に注目したい。

 

SSAP認証マークとは
SSAP認証マークは、国際的に認められたサステナブルなアメリカ大豆スキームのシンボル。取得したい場合は、アメリカ大豆輸出協会の公式サイトから申し込むことができる。

 

 

 

 

 

 

 

 


アメリカ大豆輸出協会
U.S. Soybean Export Council
https://ussoybean.jp/