アメリカ大豆からできる ソイオイルで食生活が楽しく

 世界の植物油市場でパーム油についで第2位の生産量を誇るのが、大豆を原料とするソイオイルだ。今、アメリカ大豆輸出協会が認定する資格「ソイオイルマイスター検定」が注目されている。昨年、同資格を取得したファッションモデルの松元絵里花さんにソイオイルの魅力を聞いた。


ソイオイルマイスター
松元 絵里花氏

Ray専属モデルから、東京ガールズコレクション、ガールズアワードに出演。2016年に三愛水着楽園イメージガールに選ばれた。 現在はTBS「王様のブランチ」にレギュラーリポーターとして出演中。2021年にソイオイルマイスター資格を取得。

 

 

ソイオイルの知識を得て日々の料理に活用

 納豆や豆腐など国内の大豆製品や、ソイオイル(大豆油)は、その多くがアメリカ大豆から作られている。もともと大豆製品が好きだったという松元絵里花さん。10代の頃、ハードなダイエットで、心身が不安定になったことをきっかけに、「自分の体をつくる食事について学んでみたい」と考えるようになった。その後、スポーツフードスペシャリストなどの資格取得を経て、2021年には「ソイオイルマイスター」検定に合格した。

 

 「知識がなかった10代の頃には、食用オイルは体によくないと決めつけていました。しかし、資格取得を目指して勉強するうちに、生きていくために必要なオイルがあること、ソイオイルには体内ではつくれない必須脂肪酸がバランスよく含まれていることを知りました。このことでオイルに対する罪悪感がなくなりました。これは私にとって大きな変化でした」と資格取得による利点を語る。

 食べることや料理をすることが大好きな松元さんは、自宅にソイオイルを常備し、日々の料理に積極的に活用している。

 「素材の味を邪魔することなく、コクを引き出してくれるソイオイルは、私にとってなくてはならないアイテム。揚げ物もからっと揚がるし、和食にも洋食にも使える点も重宝しています。ただ、まだ国内のスーパーで、100%のソイオイルを見かけることは多くありません。大豆は日本人にとって身近な存在。置いてあれば、きっと売れるはずなので、ぜひもっと販売してほしいです」

 

 

SDGsとアメリカ大豆や大豆製品の高い親和性

 そんな松元さんにソイオイルを使った、夏に食べたいおすすめのメニューを聞いてみた。

 「暑さが増していくこれからの季節は、納豆ぶっかけそばをよく作ります。ソイオイルを加えることで、納豆のコクが増すんです。大豆製品に大豆からできたオイルを合わせた料理ですから、もちろん相性は抜群に合います。夏バテで食欲がないときにも、おいしく食べられるのでぜひ試してみてください」

 

 さらに、ソイオイルとオリーブオイルを混ぜたドレッシングもおすすめで、オリーブオイルの香りを楽しみつつソイオイルの栄養素がとれるという。ソイオイルマイスター取得後、SNSを通して、ファンから「私も勉強をはじめました」といったメッセージや、ソイオイルに関する質問が増えた。

 

 「ソイオイルに興味を持つ人が増えるのは、とてもうれしいことです。知識を深めて、10代の私のように食べるもので悩んでいる若い人たちに、ソイオイルの魅力や正しい情報を伝えていきたいです。食用オイルや栄養素の知識を身につければ、食事の幅は広がり、食べることがもっと楽しくなるはずです」

 

 また、資格取得時の学びを通し、生産農家の労働環境改善や生態系の維持など、アメリカ大豆のサステナビリティーに関する取り組みを知ったという。このことで、SDGs(持続可能な開発目標)と大豆製品との親和性についても注目するようになった。

 

 「SDGsを踏まえつつ、ソイオイルをはじめとする大豆製品のこと、また日本の大豆加工技術の素晴らしさについても発信していきたいですね」と、今後の目標について笑顔で語った。

 

 


松元さんおすすめソイオイルレシピ 納豆ぶっかけそば

〈材料〉
・そば 1人前
・納豆 1パック
・ソイオイル 小さじ1
・ねぎ 適量
*めんつゆ(3倍濃縮) 50cc
*水 150cc
*ポン酢 大さじ2/3
*みょうが 1個
*すりおろししょうが 適量

*しらす(減塩)  適量

 

〈作り方〉

①そばを茹でて水でしめておく。

②ボウルに*のマークの材料を全て入れて混ぜる。※みょうがはみじん切りにして入れる。

③納豆に付属のタレとソイオイルを入れて混ぜる。

④②の中に③の納豆を入れて軽く混ぜる。

⑤器にそばを盛って、④をかけてお好みでねぎなどの薬味をかけて完成!

 


◆世界的に人気のソイオイル 高オレイン酸にも注目

 ソイオイルは他の食用オイルと比較して手頃な価格のため、世界的に人気だ。アメリカや中国では多く使用され、アメリカでは植物油全体の供給量の約55%を占めている。
 また、近年アメリカでは高オレイン酸ソイオイルへの注目度が高まっている。オレイン酸を75%以上含んだ高オレイン酸大豆が原料で、加熱調理に強く、酸化に対する安定性も高い。素材の味や機能を損なうことなく、従来より揚げ油の寿命を2~3倍延ばすことが期待できる。オメガ9系脂肪酸であるオレイン酸を多く含むためヘルシーな点も特徴だ。

 


◆植物油のコスト上昇に関するインフォメーション

 アメリカ大豆の主要顧客である日本の植物油業界では、歴史的な原料コスト上昇などを受けて、2021年から各社が数回の価格改定に取り組んでいます。原料の動向については、主要産地の気候変動による減産で世界的に需給は切迫。コロナ禍による物流コストの高止まりや、ウクライナ情勢により、さらに穀物相場が高騰しています。また、急激な円安進行もコスト増要因になります。このような厳しい状況下ですが、大豆油をはじめとした植物油は食生活に不可欠ですので、植物油メーカーは安心・安全な製品の安定供給維持に努めています。

 

 

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