サステナブルな農法で育むアメリカ大豆、おいしくてヘルシーなアメリカンポーク

 「アメリカンポーク」と「アメリカ大豆」、おいしくてヘルシーなそれぞれの食材の特徴について紹介する。また、2つの食材を活用したメニュー提案について、「Wakiya 一笑美茶樓」のオーナーシェフである脇屋友詞氏に話を伺った。

 

 

 

 

ジューシーでうまみのあるアメリカンポークをソイオイルと醤油でおいしく中華風にヘルシー調理

 アメリカの豚は、大豆などを食べて育つので、あっさりとしている印象を受けました。チルドの状態で輸入されるのでドリップも出ずに、脂が上手に回っていて、うまみがあります。厚めに250㌘程度に切ったロースを、火加減に注意しながら、にんにくや唐辛子と一緒に焼くと最高においしいと思います。中国料理だとさらに山椒を入れることもあります。

 

 医食同源の考えが根付いている中国料理では、豆腐や豆乳など大豆からできた食材がよく使われます。大豆の種子から採取されるソイオイル(大豆油)は、臭みがなく、ヘルシー。大豆本来のうまみもあり、揚げ物、天ぷら、いためものなど、さまざまな用途に使えるのも魅力です。

 

 大豆を食べて育った豚肉と、大豆由来のソイオイルや醤油(しょうゆ)の相性が悪いわけはありません。今回は、ご家庭でも作りやすいものにしたいと、アメリカンポークの肩ロースを使ったメニューを考えました。塊肉は食卓が華やかになりますし、ゆでて醤油をベースにした漬けダレに入れ、焼き上げるというシンプルな工程なので、いま人気のおうちキャンプのメニューとしてもおすすめです。

 

 多く作れば、その分、ポークから出てくるエキスも多くなり、よりおいしくなります。また、下味、漬けダレのほか、3種のソースにもソイオイルを使いました。オイルを使うことで味わいがリッチになりますし、ある程度、日持ちもします。ぜひ、メニューの参考にしてみてください。

 

Wakiya 一笑美茶樓
オーナーシェフ
脇屋 友詞氏

「Wakiya 一笑美茶樓」をはじめ、3店舗のオーナーシェフを務める。上海料理をベースにした洗練された中国料理で業界をけん引しつつ、メディアを通して中国料理や中国茶の楽しさを発信。2010年に厚生労働省「現代の名工」を受章。14年秋の叙勲にて黄綬褒章を受勲。

 

 

 

 

 

日本の食の未来をささえるサステナブルなアメリカ大豆

 豆腐や納豆など日本の伝統的な大豆食品には、国産大豆が多く使われていると考えている方が多いかもしれない。しかし実際は、日本で使われている大豆の9割が輸入大豆で、そのうちの7割はアメリカ大豆だ。さらに、ソイオイル(大豆油)の原料としてアメリカ大豆が多く使われている。ソイオイルは、他のオイルに比べて風味が良く、コクやうまみもある。

 実はアメリカの大豆農家の97%が家族経営だ。限られた土地と資源を大切に、次世代に継ぐ事業目標を立て、日々努力を重ねている。それが安心・安全な大豆を日本に届けるための基盤となっている。

 また、アメリカ大豆輸出協会(USSEC)は、2013年から「サステナビリティ認証プロトコル(SSAP)」制度をスタートした。これは環境への負荷が少なく、サステナブルな方法で生産・管理された大豆に対して証明書を発行するシステムだ。80年の歴史を持つ、サステナビリティと保全に関する連邦政府の法規制に基づいている。

 

 

SDGsに取り組み気候変動対策にも貢献

 さらに世界でSDGsの目標達成への関心が高まるなか、アメリカ大豆生産者はSDGsに取り組み、次の6つを最優先目標としている。それは「大豆の生産性向上・2」「水利用効率・6」「資源の持続可能な管理 ・12」「気候変動対策・13」「土壌の回復・15」「パートナーシップ ・17」である。

 特に土壌の健康、水管理、CO2の削減、エネルギー使用削減、土地利用、生物多様性を改善するための日々の実践が、アメリカ大豆に変化を生み出すうえで重要と考えられている。

 

 

 

 

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