満を持して紙パッケージで登場 バリラジャパンの取り組みを語る

2021.1.27

バリラジャパン
代表取締役

ニックヒル・グプテ 氏

 イタリア最大級の食品メーカーの一つである「バリラ」が、この春パスタのパッケージを刷新。日本上陸時から続くプラスチックパッケージをあらため、世界的なアイコンでもあるブルーの紙パッケージへと仕様を変える。この新たな取り組みに込めた意図を、バリラジャパン代表取締役のニックヒル・グプテ氏に聞いた。

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GOOD for YOU
GOOD for the PLANET
あなたに良いもの、それは地球にも良いもの

 

 

サステナブルな企業理念を背景に環境に優しい紙パッケージを導入

 近年世界的な社会問題になっているプラスチックゴミによる環境破壊。とりわけ海洋汚染は深刻で、生態系へのダメージが大きな懸念となっている。そんななか、イタリアNo.1パスタブランド※「バリラ」がパスタのパッケージを刷新。その背景には同社の企業理念があると、バリラジャパン代表取締役のニックヒル・グプテ氏は語る。

 「バリラのモットーは『GOOD forYOU GOOD forthe PLANET(あなたに良いもの、それは地球にも良いもの)』。おいしさや栄養バランスはもちろん、原料の調達先から栽培方法、CO2排出の管理に至るまで徹底して配慮し、人と地球に優しい商品を提供してきました」

 サステナブルな企業理念を背景に、次なるステップとして手がけるのが紙パッケージの導入だ。実は本国イタリアでは1877年の創業来紙パッケージでの販売を続けてきたが、日本上陸時にプラスチックに切り替えた経緯があったという。

 「日本上陸は1997年で、当時の日本のマーケットのニーズに合わせてプラスチックパッケージに変更しています。ただ現在日本のプラスチック廃棄量はアメリカに次いで世界第2位と非常に多く、その削減に企業として積極的に取り組みたい。昨今の消費者の意識の高まりもあり、新たな段階として今回地球環境に優しいパッケージの導入を決意しました」

 

※2019年ニールセン、イタリアパスタ&パスタソースカテゴリー売り上げ

 

ブルーボックスをアイコンに日本市場でさらなる認知を目指す

 新パッケージへの切り替えは春から順次スタート。バリラの象徴でもあるブルーボックスは棚で際立ち、売り場でのメリットも大きいと話す。

 「イタリアをはじめ欧米で消費者がパスタをイメージしたときまず頭に浮かべるのがブルーボックス。紙の箱なら立体的に陳列することもでき、このブルーボックスを一つのアイコンとして日本のマーケットで提案したい。また今回の刷新に伴い、1人前100gで使うことの多い日本の食卓に合わせ450g入りの主力商品を500g入りに変更しました。パッケージが変わっても商品自体の高いクオリティは変わらず、その上で日本の消費者によりフィットする形にしています」

 環境への配慮はもちろん、衛生面と安全性を重視し、パッケージの素材には森林認証を受けたバージンパルプを100%使用。サステナブルな刷新で社会貢献に取り組み、同時に改めて日本の消費者に認知を図る。

 「サステナブルな付加価値は他社との差別化にも繋がり、これを機に日本の消費者により一層アピールしていきたいと考えています。今は多くの企業が環境保全への積極的な貢献を求められる時代。それは社会全体で取り組むべき問題でもあり、リテイラーの方々と力を合わせ、互いのパートナーシップのもと、よりサステナブルな社会に近づけていけたらと願っています」

 

 


バリラジャパン株式会社 

www.barilla.co.jp

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